今年の新聞週間の代表標語は「今を知り …
今年の新聞週間の代表標語は「今を知り 過去を学んで 明日を読む」だ。全国の新聞人が集まる新聞大会も、きょう長野県で開かれる。
脚本家の三谷幸喜さんの記念講演や、研究座談会で「AIと新聞」、そして「進化するメディアビジネス」をテーマにして、議論が深められる。
今や1人1台どころか複数のスマホを持つ人もいる時代だ。それに伴い、活字離れが進んでいるという。不確かな情報が、瞬時に拡散して、人々の生活に影響を与えている。
そんな時代に生きていることを、日々実感しているのではないか。それだけに情報の正確さが最も求められるし、新聞の置かれた役割、使命というものを実感している。
たまたま読者からはがきが寄せられた。選挙戦真っただ中の橿原市長選に関係するが、本紙が報道してきた、大和八木駅前のホテルを併設した分庁舎を巡る問題だ。
市の財政を圧迫しているとして、立ち上げた調査委員会の行方を懸念するものだ。気にかけている市民が多いことも確かだ。論戦を深めてほしいし市民の声を代弁していくのも新聞の役割と思う。(治)