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中学校の3年間は自転車通学で、毎朝白い…

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 中学校の3年間は自転車通学で、毎朝白い大きなヘルメットをかぶってペダルをこいだ。落としたり当てたりするので本来の機能がどこまで有効だったか疑問だが。

 

 バイクならなじむヘルメットも、自転車ではお世辞にも格好いいとは言えず、中学生なりに着用には抵抗があった。今も同じような通学風景を目にするが、ヘルメットのデザインは随分変わっているようだ。

 

 通販サイトを見ると、流線型だったり、色が付いていたり。「涼しい」「軽い」「コンパクト」などのキャッチコピーも目を引く。

 

 だが、何より変わったのは社会事情だろう。自転車利用者のヘルメット着用は、4月の改正道交法施行で年齢を問わず努力義務となった。

 

 自転車乗車中の事故が重大事故につながる可能性があるためだが、警察当局の調査によると、7月時点の着用率は13.5%にとどまるという。

 

 自転車に乗ること自体を目的とする人の着用率は高いと思われ、課題は「ちょっとそこまで」のケースだろう。車のシートベルトと同じように、「乗ればヘルメット」の根気強い習慣付けが必要だ。(増)

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