「天平行列」存続 新組織で、まずは5月3日に平城宮跡朱雀門前

「平城京天平祭実行委員会」は解散
奈良市の「平城宮跡」(特別史跡)で開かれてきた「平城京天平祭」の夏と秋の「廃止」を県が決めたのに続き、春の開催に負担金を支出してきた奈良市も取りやめたことから、春の天平祭を運営してきた「平城京天平祭実行委員会」(朝広佳子実行委員長)は16日、会の解散を発表した。同日付で朝広氏を会長とする「平城京天平行列の会」を設立。5月3日、平城宮跡朱雀門前で「天平への誘い」として35人の天平行列と、天平衣装体験を行う。朝広氏らは「天平行列について多くの問い合わせをいただいた。ただし来年も実施するかは未定」とした。今後は秋の人気イベント「東大寺参詣」を軸に活動を模索するという。