奈良市の内装工事業「太陽建装」が倒産 - 新型コロナ関連
帝国データバンク奈良支店は21日までに、内装工事の「太陽建装」(奈良市大安寺7丁目)が4日に奈良地裁から破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債は約7千万円。新型コロナウイルス関連倒産という。
同支店によると、同社は2015年4月設立。奈良県や大阪府を営業エリアとし、工務店や一般顧客から受注を得て各施設・店舗や個人住宅の内装仕上げ工事を行い、22年3月期には年売上高約2億円を計上していた。
しかし、近年は同業者間の受注競争激化により赤字決算が続いていたほか、コロナ禍の影響もあって受注が減少し、業績の悪化を余儀なくされていた中、資金繰りも悪化、ここにきて事業継続を断念し、今回の措置となった。