洋画で描く奈良県内の風景 奈良市で3月10日まで愛好家4人が作品展

洋画愛好家4人グループの作品展「第3回奈良で描く仲間たち展」が5日、奈良市上三条町のアートスペース上三条で始まった。お水取りや大仏殿など、東大寺を中心に県内外の風景や人物など約40点の力作が並んだ。10日まで。
4人は奈良市の吉田敏夫さん(81)と淳子さん(75)夫妻、同市の片貝進二郎さん(82)、大和郡山市の横堀喜寛さん(75)。展覧会は隔年で開いており、今回から片貝さんが加わった。
会場には「大仏殿を望む」「雪月の修二会」「校倉のある境内」などの作品が展示され、日展入選作も。大半が油彩だが一部シルクスクリーン版画もある。
横堀さんは「身近な所に日本を代表する風景があり、現場に出かけて描けるのは素晴らしいこと。感謝の気持ちを込めて制作した。会場で鑑賞してもらえれば」と話した。
午前10時~午後6時(最終日は午後4時まで)。問い合わせは同ギャラリー、電話0742(23)0114。