地域の活力 わが町のイチオシ企業(4)
事業者支援や地域発展のために活動する商工会。奈良県内各地の商工会に加入する事業者などを紹介します。
手作業で作る安全な木工遊具
大上氏が息子の誕生日にブランコを手作りしたことがきっかけとなり、以来、「丸木」「見た目」「機能性」にこだわり、一つ一つ手作業で木工遊具を製造・販売している。一般家庭をはじめ公園や保育園などから注文がある。国内だけでなく、欧米各国でも効果や安全性が認められた特殊な木材処理を施すことで、安心・安全な遊具を製造している。
大上氏は「子どもたちが安心・安全に木のぬくもりを感じながら遊べるような製品を作っていきたい」
(株)ウッドウォームズ
大上良平 代表取締役
奈良県下北山村下池原438
電話:07468(2)0087
個性豊かなオリジナルの木馬
西吉野の山奥に工房を持ち、オリジナル木馬や注文家具を製造している。特にオリジナル木馬が同社のイチオシで、恐竜、ゴリラ、ハシビロコウなど、他にないモチーフで、個性豊かな木馬を製造している。
村上代表は「サラリーマン卒業後、県立高等技術専門校で木工技術を学び、2019年に開業しました。木の美しさと楽しさを伝え、生活の中で長く使っていただけるものを提供しています」
工房龍
村上龍児 代表
奈良県上牧町桜ケ丘3の6の6
電話:080(5718)3921
優しい味と評判のソース5種
2007年から上牧町で営業しているオムライス専門店。店のウリは、ふわふわ玉子とたっぷりの特製ソースを絡めて食べるオムライスだ。トマト、クリーム、デミグラスなど5種類の自家製ソースを用意。特にトマトソースは客から「優しい味」と評判で、酸味を抑えた少し甘めの味は、子どもからお年寄りまでみんなに喜ばれるおいしさ。
佐野代表は「トマトやクリームなどのソースと絡めたオムライスがお薦め。ドリアやグラタン、ピザもあるので気軽にお越しいただければ」
オムライスのお店 Fu〜Fu〜
佐野智英 代表
奈良県上牧町片岡台2丁目2の10クオガーデンC号
電話:0745(72)2211
良質な無垢材を使用し家具に
吉野ヒノキの産地、吉野郡に工場を持つ同社は、椅子に特化した木工所。商業用・住宅用のさまざまな家具の製作を手掛ける。自社ブランドの家具キット“Do kit yourself”は、「吉野ヒノキ」の良質な無垢(むく)材をぜいたくに使用している。
藤川氏は「キットといえども精密に設計しているため、ノコギリやビス、ドライバーなどを使用することなく、完成度が高く耐久性のある製品ができる。自分の手で家具を製作していただければ」
(株)維鶴木工
藤川拓馬 代表取締役
奈良県東吉野村瀧野507
電話:0746(44)9540
地域林業持続し自然資源守る
川上村は木を育てるにも供給するにも、その環境は悪化の一途をたどっている。このままでは、日本の林業にも川上村にも山村地域にも未来はない。
組合では、製材・乾燥・加工を行い、木材の全ての部材に対応できる供給体制を整えている。
土井庄左エ門理事は「地域林業を持続可能なものとし、地域経済に貢献しながら自然資源を守ることで、未来への希望を築く方向に向かっていければ」
川上産吉野材販売促進協同組合
丸谷隆久 理事長
奈良県川上村東川758の1
HP:https://yoshinoringyo.jp/suppli/
昔ながらの製法守る豆腐作り
奈良県のほぼ中央に位置する吉野町にあり、古来より「一目千本」といわれる桜の名所吉野山。同社は、その吉野山で代々豆腐店を営んできた吉野町で唯一の豆腐店だ。
祖父が約70年前に創業し、厳選した素材を使って昔ながらの製法や伝統を守りながら製造している。豆腐料理専門店「豆富茶屋 林」を2011年に開業し、地元住民・観光客から好評を得ている。
林氏は「大手メーカーと差別化を図りながら、昔ながらの手造りの製法・技術をしっかりと守り、食べて喜んでいただける豆腐・揚げを製造している。多くの人に林とうふ店の豆腐に触れ、知っていただけるよう積極的に事業に取り組んでいきたい」
(株)林とうふ店
林啓司 代表取締役
奈良県吉野町吉野山2353
電話:0746(32)2870