きょうは79回目の「終戦の日」。 戦争…
きょうは79回目の「終戦の日」。 戦争体験者が減って行き、「語 り継いでいく」ことの難しさが より鮮明になっている。「子や 孫に、少しでも平和のありがたさを伝えておきたい」―そう思う高齢女性は少なくない。
13日付から「語り残したい 私の戦争の記憶 雑記帳の集い(サロン)会員に聞く」が掲載されている。遠い記憶の中から当時の「リアルな日常」を引っ張り出し、言葉で〃再現〃して頂いたことに感謝する。
空襲警報、灯火管制、防空壕、機銃掃射、予科練、玉音放送、爆撃機B29、焼夷弾…。戦争体験のない昭和生まれの者たちでも、30~40年代ぐらいまでは理解できる単語だろうが、平成生まれの若い人たちに、どれだけ理解してもらえるだろうか。
ウクライナやガザだけでなく、中東で戦火の広がりが懸念されている。何万人という市民の命を奪う「死の商人」たちの暗躍・繁栄をいつまで許しておくのか。
核の脅威も、かつてないほど現実味を帯びて来ている。唯一の被爆国としての、日本だからこそやれる外交があるはずだ。
次の首相には、ぜひそうしてほしい。(恵)