金運を呼び込もう 隠れたご利益スポットめぐり - お坊さんに聞く!奈良の寺社探訪【朝護孫子寺編その2】
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探して御利益をいただこう!金運スポットめぐり!
信貴山はお寺のテーマパークと呼ばれるほど、塔頭(たっちゅう)といわれる小寺院やお堂、宿坊が点在しています。 中には御利益をいただけると参拝者がひそかに訪れる金運スポットが敷地内各所にあるようです。僧侶の松井介澄さんに教えていただいた知る人ぞ知る金運スポットを取材しました。ぜひ探してコンプリートしてみてください。
虚空蔵堂の大金石

こちらは大金(たいきん)さんと呼ばれ親しまれています。この石は江戸時代ごろの石で、このお寺を信仰し成功した人が、そのお礼としてここに大金を置いていったといわれているそう。そこで!その御利益にあやかるため、大金さんにお財布を置いて石を抱きかかえる参拝者の方がたくさんいるそうです。
なるほど、この石を抱えると「大金を抱きかかえる」ことになりますね。大金、抱いてみたいですね。絵的にもおもしろそうです。映えます。
玉蔵院の満願の寅(一億円の寅)


聖徳太子に仕えた満願の寅(とら)の像。すべての願い事をかなえていただけるとの由来があります。一億円の札束をくわえた寅で、御利益があった信者の方から寄贈された石像です。お金をおさい銭として寅の口に差してお参りする方がたくさんいらっしゃるそうです。本堂に向かって一礼し、寅の足をさすり、オンベイシラマンダヤソワカのご真言を3回唱えます。

一億円は、このくらいの厚さなのでしょうか。しっかりくわえています。強そうです。本物のトラが一億円くわえていたら近寄れないと思いますが、ご祈願したら渡してくれたりするのでしょうか(笑)しっかりお願いしましょう。
成福院の寅大師


トラを連れた弘法大師の像です。弘法大師は寅年生まれといわれています。トラの頭をなでると賢くなり、足をなでたらお金に困らないといわれているそうです。昔からお金のことを「おあし」「寅の方」というそうです。大師はトラを大切に思っていたのかもしれませんね。

千手院の銭亀さん


まず宇賀弁財天を祭った貧乏神よけのお社に参拝して貧乏神を払っていただきます。その後、銭亀堂で封筒と一億円札とお守りのセットを購入して写真の通りにお財布や宝くじを挟んで重ねます。

銭亀さんの石臼の上にご覧のように置いて石臼を回します。銭亀堂では、家でのお札の祭り方など詳しく教えていただけます。会社の収益が大幅に増加、宝くじに当選、などなど数々の御利益が報告されているようですよ。
取材の日も参拝の方の行列ができていました。
ほかにもいる寅!探してみてね

お寺の方のお話では阪神タイガースが勝利した翌日はさらに笑っているそうです(笑)
寅にちなんだ、このようなお願いを見つけました。熱心なファンの方がご祈願にいらしたのでしょうか。

親子の寅
寅の郵便ポストもあります。
信貴山 朝護孫子寺
奈良県生駒郡平群町信貴山
=第3話へつづく=