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「変えるべきは断固として改革」山下・奈良県知事が県政を語る - 奈良新聞政懇など10月合同例会

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「県民にとって当たり前の感覚を大切に変えるべきは変える」と語る山下知事=10日、奈良市三条本町のホテル日航奈良

 奈良新聞政経懇話会・新生奈良研究会・阪奈政経文化懇話会・現代なら研究会・なら21くらぶの10月合同例会が10日、奈良市三条本町のホテル日航奈良で開かれ、山下真知事が「変える勇気が奈良の未来を切りひらく」と題して講演。産業振興やインフラ整備、子育て支援などの県の取り組みを紹介し「県民にとって当たり前の感覚を大切に、変えるべきは断固として改革していく」と語った。

 

 冒頭、奈良新聞社の田中篤則社長は県が進める県立高校トイレピッカピカ計画を紹介し、「地方自治体の政治はダイナミックな部分もあるが、県民の生活に寄り添った優しい政策も求められる。山下県政はそういった方向性を打ち出している」とあいさつ。

 

 山下知事は奈良の持つ限りない可能性を最大限に引き出すため、予算執行査定で財源を生み出し、仕事と子育ての両立のしにくさや県内経済の低迷、インフラ整備の遅れなどの課題解決に取り組んでいると説明。

 

 県の主要産業の一つ「観光」については、県観光戦略本部を立ち上げ、エリア別の「部会」で戦略を検討していることを紹介。奈良市の平城宮跡については「奈良公園にはたくさんの観光客が来るが、平城宮跡は訪れる人が少なく、雲泥の差。県内外の有識者や観光に携わる民間人らでつくる部会を設置しており、年度内に具体的なアイデアを見つけていきたい」と語った。また、整備計画が白紙となった平城宮跡南側のエリアについては「人を呼べる、にぎわいをもたらすような施設ができないか検討している」と述べた。

 

 講演後は懇親会があり、西川均県議の音頭で乾杯。山下知事と参加者が歓談し、交流を深めた。

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