行動制限のない3年ぶりのお盆休みで、各…
行動制限のない3年ぶりのお盆休みで、各地の行事も復活した。盆踊りや花火大会など、改めて夏を満喫した人も多かったろう。
コロナを乗り越え本格開催となった徳島の阿波踊りも、映像だけでも参加している気分になる。また京都の「五山送り火」も、全面点火で、市民も観光客も喜ばせた。
奈良の「大文字送り火」も、縮小しながら行われ、高円山に「大」の字が赤々と夜空を焦がした。こちらはお盆行事というより、終戦記念日に合わせたものだ。
戦没者の鎮魂と世界平和を祈ることを目的に始まったものだ。8月は本紙もそうだが、各メディアが一斉に戦争特集を組んでいる。例年と違う思いがする。
やはりロシアによるウクライナ侵攻で、国民の意識が大きく変化したからではないか。度重なる北朝鮮によるミサイル発射や、緊迫する台湾情勢がある。
何もしないで、平和は維持されないし、国防のことを真剣に考えさせられる今でもある。ウクライナを見れば戦争の悲惨さが分かる。先の大戦の戦没者のことを思い、平和を希求する誓いの夏でありたい。(治)