核兵器廃絶と世界平和の実現を目指し、県の活動団体が25代目の「高校生平和大使」を募集している。申し込みは郵送で24日必着。県内から1人選出する。

　平和大使はインドとパキスタンの核実験を機に、1998年に長崎で被爆者らが発足。県からの参加は2014年から今年で9年目。18年から5年連続でノーベル平和賞候補に推薦されている。

　任期は1年間。街頭での署名活動や国内外の支援活動に参加するほか例年8月、国連欧州本部(スイス・ジュネーブ)へ核兵器廃絶を願う「高校生1万人署名」を届け、スピーチで平和を訴える。

　渡航は20年から新型コロナウイルスの影響で中止しており、今後も国際情勢と新型コロナの状況により判断する。今回の国連派遣は8月20日から27日を予定。

　小論文と面接による選考会は5月8日午前9時半から。応募者は署名活動に原則参加。申し込みは氏名、ふりがな、生年月日、学校、学年、住所、電話番号を明記し、郵送(はがき可)。〒630―8133奈良市大安寺5丁目12の16　奈良市地域労働文化センター3階「高校生1万人署名を支援する奈良県連絡会　高校生平和大使募集係」まで。問い合わせは同会、電話0742(64)1010。