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昭和の空気を味わって 松竹創業130周年「春だ!笑いだ!松竹新喜劇 陽春公演」4月19日から松竹座で

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人情喜劇の名作

 松竹創業130周年「春だ! 笑いだ! 松竹新喜劇 陽春公演」が4月19日、大阪市中央区の大阪松竹座で開幕する。今年が昭和100年にあたることにちなみ、懐かしい昭和の空気を満喫できる名作2本立てで、いつの時代も人の心を温める人情喜劇の魅力を存分に発信する。27日まで。

 

 1940(昭和15)年、松竹家庭劇で初演された 「二階の奥さん」は息子の嫁より若い妻と再婚したことが照れくさく、秘密にしていた父・吾平(曾我廼家寛太郎)の家に突然、息子夫婦(曾我廼家一蝶、戸田ルナ)が帰ってきたことで起こる爆笑騒動。令和になってから入団した超若手・能勢優菜が吾平の妻役を務める。

 

 もう一本は昨年実施した松竹新喜劇演目総選挙で1位に輝いた「人生双六」(1938年初演)。昨年秋の松竹座公演でも上演し大好評だったことから、配役を変えてのアンコール上演となった。

 

 ともに失業中の貧しさの中で出会い、5年後の再会を約束して別れた2人の男。互いの存在を心の支えに頑張って生きるも、運に見放された男は報われず…。泣いて笑って元気になる、まさに人情喜劇の王道を行く物語。2人の男を藤山扇治郎と口コミから大ヒットした話題の映画「侍タイムスリッパー」出演で注目の田村ツトムが演じる。田村は松竹新喜劇初参加。ほか、曾我廼家いろは、曾我廼家桃太郎らが出演する。

 

 「温かい人情あふれる昭和の喜劇は老若男女、みなさんに楽しんでいただけるもの。生の舞台をご覧になったことのない方にも、ぜひ、見に来ていただきたい」と扇治郎。

 

 開演時間は11時と15時。※23日は休演。1等席1万1000円、2等席5000円、3等席3000円。

申し込みはチケットホン松竹、電話:06(6530)0333、チケットWeb松竹:https://www2.ticket-web-shochiku.com/

 

取材会で公演をPRする(左から)曾我廼家桃太郎、曾我廼家一蝶、藤山扇治郎、田村ツトム、曾我廼家いろは=3月4日、大阪市中央区の大阪松竹座

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