早くも顔ぶれが出そろった。参院選県選挙区の立候…
早くも顔ぶれが出そろった。参院選県選挙区の立候補予定者が、先週末、立憲民主党から、新人の擁立が発表され、主要政党すべてがそろった。
3年前の前回も6党の公認候補が争ったが、応援演説に駆けつけた自民党の安倍晋三元首相が銃撃されて死亡するという事件が起きた。
いまだに記憶も生々しい。投票日2日前の惨劇で、現場にいた候補者本人や支持者の皆さんは、「けっして忘れることはできない」と話す。結局、自民現職が逃げ切った。
野党が一本化すれば、自民現職に勝てるとの見方もあるが、今のところそんな動きもない。それぞれの政党が、どう独自の存在感を出していくのかに注力している。
昨秋の衆院選で、与党が過半数割れしたことで、今度の参院選は、政権交代の可能性もある重要な選挙だ。開会中の国会は、新年度予算の成立が焦点でもある。
国民生活に影響がないように、そして党の手柄というか、存在感をどこまで示せるかに躍起になっている。それだけに、一つの手柄のみを宣伝する手法に少し違和感がある。国全体のことはどうかが大事だから。(治)