今月1日の首相就任から数えて、戦後最短…
今月1日の首相就任から数えて、戦後最短で衆議院が解散された。衆院選挙となるが、改めてこの解散総選挙の眼目は何だろうかと思う。
石破茂首相は今回の解散を「日本創生解散」と命名したが、どうもピンと来ない。具体的なイメージが浮かばないのだ。「自民党創生解散」の方がしっくり来ないか。
当方に自民党の「裏金事件」がとても強く焼きついているせいかもしれない。「自民党の、自民党による、自民党のための解散」という感じが拭えない。
政治資金パーティーをめぐって裏金の問題が浮上したことから事件化。公開義務のない「政策活動費」や「企業・団体献金」も論議の的となったが全く解決していない。
英語の「パーティー」には集会のほか、政党や党派の意味もある。ならば「パーティー(政党)創生解散」と名付けてもいいだろう。
石破首相は「裏金議員」の選挙での党公認で、衆参両院で同じ基準による判断を明言。来年の参院選出馬を見込む県選出の堀井巌氏と、佐藤啓氏も対象となる。判断基準の一つ「地元の理解」は、とても十分とは思えないのだが。(北)