党内野党の立場で、一貫して筋論を通して…
党内野党の立場で、一貫して筋論を通してきた石破茂首相だが、就任早々から多難な船出となっている。総裁選時の発言と違うことが原因だ。
論議を尽くしてから解散するとしていたのに、9日に解散して、27日に投開票の日程をぶち上げた。しかも首相に就任する前に発表したから驚いた。
伝家の宝刀といわれる解散権であるが、首相になる前に抜くとは思わなかった。そして裏金議員の公認も、慎重にとしてきたのに、これもあっさり公認する見込みという。
一政党の党首選びではあるが、一国のトップを決める選挙であるから、多くの国民が監視してきた。そのなかでの発言が、ホゴにされてはどうなのかと思う。
公人であるなら約束したことを守って当たり前だ。そういえば、橿原経済倶楽部が市から借りている地代を、収めていないことが分かった。
30年以上前に約束した地代を当初は免除し、その後優遇してきたが、前市長の時代から「本来の地代に」としたが理屈をつけて安いままできたため、市もしびれを切らして、法的手段を取る構えだ。約束は守るべきだ。(治)