鴨氏発祥の地、鴨系神社の総本宮 - 高鴨神社・大和古社寺巡礼017

高鴨神社(高鴨阿治須岐詫彦根命神社)
※社寺名は、基本的に現在使われている名称によりました。
※( )内は、神社は『延喜式』神名帳による表記、寺院は史料にみえる表記です。
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葛木鴨の地において弥生時代以前から祭祀(さいし)を行っていた鴨族が奉斎する古社で、全国の鴨(賀茂・加茂)系神社の総本宮として崇敬されてきました。

エリア/御所市
主祭神/阿遅志貴高日子根命(迦毛之大御神)
ご神徳/再生復活・病気平癒
ご由緒
古代の葛木山(金剛・葛城山)の山麓に位置する高鴨神社の鎮座地は、製鉄技術や農耕技術に優れた鴨氏の発祥の地と伝えられています。一族のなかには弥生時代の中ごろに平野部に移って水稲耕作を始めるものもあり、さらに現在の京都方面をはじめ全国各地に、鴨大御神を奉斎して広がっていきました。今もそれらの地には加茂、賀茂、鴨などの地名が残っています。