知恵と慈悲の光明 あまねく照らす大仏様 - 東大寺・大和古社寺巡礼 006

東大寺(東大寺や金光明四天王護国之寺ほか)
※社寺名は、基本的に現在使われている名称によりました。
※( )内は、神社は『延喜式』神名帳による表記、寺院は史料にみえる表記です。
※記事中の写真の無断転載を禁止します。
聖武天皇皇太子の菩提を弔う山房にはじまり、天下泰安・万民豊楽を願う「国分寺・国分尼寺建立の詔」によって建立された大和国国分寺を前身とし、盧舎那(るしゃな)大仏を本尊とする鎮護国家の官寺となった。南都七大寺のひとつ。

東大寺大仏殿を望む
エリア/奈良市
ご本尊/盧舎那大仏(毘盧遮那大仏、奈良〜江戸時代)
ご利益/天下泰安・所願成就ほか
宗 派/華厳宗
ご由緒
東大寺の境内東部、法華堂のあるエリアは「上院」と称されていますが、ここに建てられた山房が前身寺院。この寺院が金鍾山寺となり、さらに天平13(741)年に出された聖武天皇の「国分寺・国分尼寺建立の詔」によって、全国に建立された国分寺のなかの大和国分寺(大和国 金光明寺=金光明四天王護国之寺)となりました。