高校野球 熱戦開幕

第104回全国高校野球選手権奈良大会が9日、橿原市畝傍町の佐藤薬品スタジアムで開幕した。28日まで15日間にわたる熱戦の火ぶたが切られた。
開会式は3年ぶりに大会出場の全選手が参加する形式で行われた。一般観客も受け入れたが、出場校が球場内を1周する入場行進は見合わせ、41校35チームが横1列に並んで式台前まで行進した。
国旗、大会旗の掲揚に続き、智弁学園、高田商業からそれぞれ前回大会の優勝旗、準優勝旗が返還された。
県高校野球連盟の木田富和大会会長は「コロナ禍で制限、制約がある中、練習に工夫を重ね大会を迎えられた。持てる全てを出し切ることが、支えてくれた方々の思いに応えることになる。思い残すことのないプレーができることを期待する」とあいさつ。郡山の今井紀志主将が選手宣誓を行った。
開幕試合は関西中央と西和清陵が対戦したが、2回途中で降雨のため中断。約2時間後に再開されたが、今度は雷雨が激しくなり、4回を終えてノーゲームとなった。