「鹿」グッズ限定のクラフト展「ならしかの休日Vol.11」がスタート 12月12日まで・奈良 蔦屋書店にて
奈良を象徴する「鹿」グッズを集めたクラフト展「ならしかの休日Vol.11」が11月22日、奈良市三条大路の奈良 蔦屋書店で始まった。12月12日まで。
鹿をかたどったクラフトなどが一堂に集まった「ならしかの休日」展=22日、奈良市三条大路の奈良 蔦屋書店
記念となる10周年で限定アイテムも続々
「主役は、鹿」をテーマに、鹿をかたどった作品だけを選りすぐったイベントとして2014年に初開催し、今年10周年の節目を迎えた。初の夏冬2回開催で、今回は初出展の3人を含む計32人の作家が参加。ハンドメイドのクラフト品やアクセサリー、食器などのほか、10周年を記念し▽焼き菓子店「焼菓子 糸」とコラボレーションした箱入り菓子▽紅茶専門店「お茶と旅する紅茶店 百色水」のオリジナルブレンドティー▽周年ロゴ入りトートバッグやクリアファイル ―などの限定アイテムが並んだ。
毎年、「鹿の愛護月間」の11月に合わせて開かれ、売り上げの一部を奈良の鹿愛護会に寄付。同会の石川周(45)さんは「鹿のために継続して支援を頂き大変ありがたい」と話す。京都から訪れたという30代の男性デザイナーは「目当ての作家のものを購入でき満足。面白い作品がたくさんで楽しめる」と笑顔を見せた。
お気に入りの作家「Sugar Poppo」の作品を手に、展示を楽しむ来場者=同
同展を主催・企画した奈良市在住のイラストレーターmittoさんは「10年間支えていただいた全国の作家やお客様とのご縁に感謝。素敵な『鹿』が一堂に会する様子を、ぜひのぞきにきてほしい」と話している。
会場では展示即売のほか、「山笑う雑貨店」の鹿のかぶりもの撮影会(25日、12月3・8日のみ。予約不要。各日午後2時から4時。撮影時は要マスク着用)もある。
「山笑う雑貨店」の鹿のかぶりもの。撮影会実施日時以外は展示のみ=同
追加納品など、商品に関する最新の情報は同イベントのSNSを確認。問い合わせは奈良 蔦屋書店、電話0742(35)0600。
会場の作品から一部を紹介!
「お茶と旅する紅茶店 百色水(もいろみ)」のオリジナルブレンド紅茶。ミニパックのセットも販売=同
instagramで10万人を超えるフォロワーをもつ写真家「Yoshi」の鹿カレンダー。個人サイト以外での販売は「ならしかの休日」が初=同
10周年記念グッズも各種並ぶ=同
「あいうえ堂」のレザー小物(鹿せんべいシリーズ)は昨年大きな話題となった人気アイテムで、使い込むほどに飴色に変化。せんべいを束ねる証紙まで細かく再現(茶色が150円当時の旧証紙・緑が現在の200円の証紙)=同
「RAKKAKU(ラッカク)」の繊細なアクセサリーは、自然に生え変わった天然の鹿の角が素材。作家自らが許可を得て山歩きし、目視で拾い集めている=同
「merle(メルル)」のビーズ刺繍作品。普段は猫をモチーフに制作しており、鹿アイテムは「ならしかの休日」だけのレアな商品=同
鹿アイテム番外編
mittoさんの鹿アイテムコレクションのほんの一部。現在も参加する作家の初期の頃の作品もあり、この10年間の思いが詰まった「お気に入り」たち。会期中店頭に立つ前にどれを着けるか楽しみに選んでいる=mittoさん私物
※商品や店頭の状況は取材時(2023年11月22日)のもの