ここ数日で一気に季節が進み、秋を飛び越えて冬が到来した。最低気温が10度を切り、少し前まで冷房で活躍していたわが家のエアコンは休む間もなく暖房器具に変身した。

　しかし気になるのが電気代。政府の補助金終了の影響で、11月の電気代は全国の大手電力会社で500～650円程度の値上げが見込まれる。

　空調会社のダイキン工業は、節電につながる冬場の上手なエアコン暖房の使い方の注意点を呼びかける。まずは本格的な冬到来前の試運転。次にフィルターなどの手入れだ。

　フィルターにほこりが詰まっていると、暖房効率が悪くなり無駄な電気代が発生する。室外機周りの障害物も同様だ。

　設定温度が低めでも適度な湿度を保つことで暖かさを感じられる。さらに冷たい空気は下にたまるので、風向きは下向きの方が良い。

　ただ、節電のためにスイッチのオンとオフを繰り返すことは逆効果。寒い部屋を一気に暖めるときに多くの電気を使うため、短時間の外出なら、つけっぱなしが良いそうだ。

　物価高騰はまだ続きそうな状況。無駄な出費を抑え賢い消費者になりたい。(法)