1が四つ並ぶ11月11日は、日本記念日…
1が四つ並ぶ11月11日は、日本記念日協会認定の記念日が一年で3番目に多い日なのだとか。同協会によると、昨年11月3日現在で61件が登録されている。
「スティックパンの日」「ポッキー&プリッツの日」などは数字の形から、「公共建築の日」は国会議事堂の完成が1936年11月11日だったことにちなむという。
そんな中でも覚えておきたいのが「くつしたの日」。靴下は2足ワンセットで、ペアで並んだときの形に見えることから1993年に設けられた。
靴下生産は奈良県を代表する地場産業の一つで、古くから良質の大和木綿の産地であったことから産業として発展したとされる。
本紙経済面に連載中の「靴下大好き社長のくつ下話」は10月で62回を数えた。大和高田市の西垣靴下の社長、西垣和俊さんが靴下作りに懸ける思いを語る。
口ゴムが伸びてずり落ちたり締め付けが強過ぎたり。靴下の履き心地が安定しないと何となく落ち着かない。より快適な靴下を探求する靴下業界の情熱を連載から教えられた。「くつしたの日」には、業界の努力にも思いをはせたい。(増)