残念だったが、また次に挑戦してほしい。…
残念だったが、また次に挑戦してほしい。国民的関心を呼んだ自民党の総裁選が終わり、決選投票に進んだ高市早苗さんが惜しくも敗れた。
新総裁には石破茂・元幹事長が就任した。5回目の出馬で「これが最後」と訴え、ようやく射止めた。選挙戦を通じて、執念のようなものを感じた。
自民党総裁はそのまま首相に選ばれることになるから、外交問題をはじめ相次ぐ災害や経済成長など、この国をどうしていくのか、しっかり見ていきたい。
それにしても高市さんの健闘ぶりは光った。第1回投票で地方票はトップだったし、議員票も1番人気といわれた小泉進次郎氏とわずか3票差で、合計でも1位だった。
わが国初の女性首相誕生かと思わせたし、県初の総理大臣かと期待が広がった。党内力学のようなものがあるのだろう。無派閥の高市さんの孤軍奮闘は記憶に残るものだった。
野党第1党の立憲民主党も党首が変わり、連立与党の公明党も代表が交代するという。トップが新しくなったところで、衆院総選挙も予想されている。今度は党内だけでなく国民の出番だ。(治)