秋の交通安全県民運動が21~30日に行…
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秋の交通安全県民運動が21~30日に行われる。運動の重点項目には、自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底もある。
警察庁は7月に全国で実施した、自転車乗車用のヘルメット着用率調査の結果を公表した。奈良の着用率は13・7%。昨年同時期の調査と比べ5・4ポイント上昇したが、全国平均の17・0%を下回った。
自身では昨春、法改正で着用が努力義務となってから、地元自治体の補助金を利用して購入した。乗車時常用を心がけているが、すでにごく小さな傷がある。
ロードバイクで走行中に古い専用シューズの底がはがれ、落車した時にできた。ヘルメット非着用なら頭部を直接打っていた可能性があり、事前の点検とヘルメットの大切さを思い知った。
警察庁によれば、2019~23年の5年間の合計で、ヘルメット非着用時の事故での致死率は着用時の約1・5倍という。有用性は数字が語る。
きちんとした性能のヘルメットは安価ではない。ただ命を守るものならば、自転車を使う必要がある誰もが入手しやすい方策を、為政者には考えてほしいとは思う。(智)