投票権はないけれど、次の内閣総理大臣を…
投票権はないけれど、次の内閣総理大臣を選ぶ自民党の総裁選に注目せざるを得ない。立候補している人の中から間違いなく選ばれる。
立候補者の所信表明演説会や討論会、そしてテレビなどの生出演とそれぞれ見比べているが、同じ党だから政策に大きな違いはないものの、器の違いが見えてくる。
日本の国を本当に任せてよいのかと、思わせる人も見受けられる。人気投票ではないのだから、党員の皆さんは、責任ある一票を投じてほしい。
争点は派閥裏金事件を受けた「政治とカネ」問題の対応や、物価高対策を含む経済政策だが、それぞれ違いが見てとれ、課題によっては反対もあって、分かりやすい。
また選択的夫婦別姓制度の導入も議題になっているが、身近でも結婚後に旧姓使用が当たり前の現実のなかで、どれほど国民的な課題かと、勉強不足でもあった。
まだ始まったばかりだが、メディアの露出とともに、ネットの世界で識者らによる論評が繰り広げられている。あの都知事選もそうだが、有権者である党員や国会議員に、どこまで浸透するかも見ておきたい。(治)