優勝候補の筆頭といわれた大阪桐蔭を破っ…
優勝候補の筆頭といわれた大阪桐蔭を破った石川県代表の小松大谷を、小刻みに得点を重ねて、わが智弁学園がベスト8に進出した。
甲子園での快進撃にうれしい限りだ。相手は1月の能登地震の被災地でもあり、強豪校を打ち倒しての活躍ぶりに、石川県民ならずとも全国から大きな声援が送られていた。
ましてや大阪桐蔭を完封していたから、波に乗っていた。こちら智弁学園も、春の王者である健大高崎(群馬)を2―1の接戦で下している。
それだけに好試合が期待されたが、巧者の智弁学園に軍配が上がった。準々決勝が一番面白いと言われるように、あすも素晴らしい試合を見せてくれるだろう。
甲子園で熱い戦いが繰り広げられているが、自民党総裁選の方も目が離せない。次々と出馬の意思を固めたと報じられているが、まだ顔ぶれは確定していない。
裏金問題で国民の信頼を失った同党だけに、新総裁には新鮮さが求められる。総裁がそのまま首相になるはずだから、日本のかじ取りを任せられる人でなければならない。熱い論戦を期待したい。(治)