梅雨明けと同時に、本来の夏の景色が戻っ…
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梅雨明けと同時に、本来の夏の景色が戻った。高校野球も続々と甲子園に名乗りを上げ、プロ野球のオールスターゲームも始まった。
スポーツの祭典といえばパリ五輪もまもなく開幕する。この暑さだけには閉口するが、コロナ禍で何年も我慢してきたことを、一気に取り戻そうということか。
そんななかで、汗のかき方が半端でないのが宇陀市か。議会が農業委員の任命に同意しなかったことなどで、委員会機能がストップ。市の農業政策がまったくできなくなった。
聞けば全国初の事例という。農地転用など、農地に関する事務が完全にストップし、農業以外の経済活動にも多大な影響を与え、行政そのものがストップしかねない。
委員の任命を巡って賛成5、反対5、退席1となり議長採決で否決された。「政治的信念で不同意とした」とするが、農政が立ち行かなくなると承知だったか。
改めて公募などの手続きを進めると、半年以上も空白となり、来年まで農政が止まる事態も想定される。きょうは土用の丑(うし)の日、ウナギを食べて、理事者と議会で知恵を出すしかない。(治)