社会

「警察官人生で最大の悔恨」 奈良県警本部長が会見 - 安倍元首相銃撃

関連ワード:

会見で「警察官人生で最大の悔恨」と述べる鬼塚本部長=9日、奈良市登大路町の県警本部

 安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件を受け、鬼塚友章・奈良県警本部長が9日午後6時から、奈良市登大路町の県警本部で記者会見を開いた。鬼塚本部長は安倍元首相の警護・警備態勢について「問題があったことは否定できない」とし、目に涙を浮かべて声を詰まらせる場面もあった。

 

 鬼塚本部長は会見の冒頭、安倍元首相と関係者に対し「ご冥福を心よりお祈りします」と述べ、事件については「極めて卑劣で許しがたい蛮行」と批判した。

 

 県警本部長としての責任については「結果は極めて重大で深刻に受け止めている。警察官人生で最大の悔恨であり痛恨の極み」と涙ぐみ、「早急に事件の全容を解明し、捜査を尽くすことが安倍元首相に対する最大の弔いであり、県民、国民に対する責任と感じている」と述べた。

 

 警護・警備態勢については、事件当日の朝に警護計画書に目を通して原案通り最終承認したことを明らかにし、「問題があったことは否定できない。人員の配置や警護人の個々の能力などあらゆる点から見直し、早急に対応していく」とした。

こちらの記事も読まれています

特集記事

人気記事

  • 奈良県の名産・特産品・ご当地グルメのお取り寄せ・通販・贈答は47CLUB
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド