各陣営選挙活動スタート - 参院選2022
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“婦唱夫随”で支える
「日本の政治家の85%は男性。私は『夫』のたすきを掛け共に戦う。これも多様性。ご支援をお願いします」。野党新人候補(42)の夫(46)は、東京都多摩市議3期を務め、今年同市長選で敗れたが同じ政治の道を行く妻を“婦唱夫随”で支える同志。昨年の衆院選奈良県2区出馬からこのスタイルを取り、「出発式」でも参院選県選挙区初の女性議員を目指す妻をマイクを握って応援した。
候補の人となりについて「男性政治家は空気を読んだりするが、妻は良くも悪くも口にする」。その明瞭ぶりは「尊敬に値する」と。
公認Tシャツで応援
野党新人候補の陣営スタッフは、約2年前に誕生した党のイメージカラーのオレンジ色に、スローガンなどが書かれた党公認のTシャツを着用して選挙戦をサポートする。
「資金がないので、自腹でTシャツを買って手弁当で応援する。みんな心意気が違う」と陣営関係者。出発式で支援者は「情熱的でさわやかな候補者とのイメージとも合う」と笑顔でアピールした。
地元の声、国に届けて
新人候補の出発式には、「最低賃金を1500円に!」「学校給食無償化を」などのプラカードを掲げた市民団体のメンバーら十数人が駆け付けた。
市民団体の井上あや子さん(73)は「物価高騰などで暮らしが大変。子育ての最中で、その苦労もよくわかってくれている候補者に、地元の声をダイレクトに国会にとどけてほしい」と熱いエールを送った。
“柿の色”まとい出発
現職候補は紺のジャケットに白のTシャツ、水色のパンツ姿で出発式に登場。足元にはイメージカラーのオレンジ色のスニーカーを利かせた。
オレンジ色は奈良の柿の色を表していると言い、6年前の選挙から使用。明るく元気な気持ちになる色、親しみやすさなどを表現していて、普段からオレンジ色のネクタイを愛用。選挙でもたすきやポスター、スタッフのTシャツなどオレンジ色に囲まれている。