「奈良の発展目指す」 公示迫る参院選へ自民・佐藤氏が気勢
参院選の奈良選挙区(改選数1)に立候補を表明している自民党現職、佐藤啓氏(43)の選挙対策本部は22日、奈良市三条本町のホテル日航奈良で全体会議を開催。各市町村支部長や同党の国会議員、市町村長、県議ら約150人が出席し、予想される公示まで約1カ月と迫った同選挙に向けて気勢を上げた。
冒頭、党県連会長で選対本部長を務める奥野信亮氏が「政治の安定のため県選挙区で自民党が勝つことが大切。本人は35万票を目標に戦うと言っている。ぜひ支えていただきたい」と佐藤氏への支援を呼び掛けた。
議事は非公開で行われたが、会議終了後に取材に応じた佐藤氏は、選挙体制について「コロナ禍で政治活動を進めるのは難しい面もあるが、約200団体からの推薦もいただいている」と報告。その上で「奈良の発展を目指す政策をベースに外交・安保と安心の社会保障、経済再生を基本に据え訴えていきたい」と力を込めた。
県選挙区には、これまでに同氏のほか、立憲民主党の猪奥美里氏(42)▷日本維新の会の中川崇氏(36)▷共産党の北野伊津子氏(46)▷NHK党の冨田哲之氏(70)▷諸派の中村麻美氏(43)―の新人5人が出馬を表明している。