センバツ出場の天理高チーム紹介(1)
第94回選抜高校野球大会(18日から阪神甲子園球場)に、県からは天理(3年連続26回目の選出)が出場する。一昨年はコロナ禍の影響で開幕直前に大会中止。昨年は準決勝まで勝ち進むも大会優勝校の東海大相模(神奈川)に0―2で敗れベスト4となった。再度、甲子園への切符を手にし、日本一を目指す天理の選手たちを紹介する。
戸井 零士(とい れいじ)遊撃手・主将
亡き祖父との約束である「日本一」と「プロ野球選手になる」という夢を実現させるために自身を磨き続けた。攻守の要として、また精神的支柱としてチームを支えるキャプテン。外野の頭を越すライナー性の強打が持ち味で、冬のトレーニングでは攻守の確実性をさらに高める練習を積んできた。「昨年は個人的に結果を残せなかったので、今回は自分のプレーをしっかりとし、チームの日本一に貢献したい」と意気込む。
新3年生/180センチ、85キロ/右投・右打/松原第三中(大阪)出身
南沢 佑音(みなみさわ ゆうと)投手
尊敬する先代エース・達孝太投手の背を追い努力を続ける現チームのエース。昨年の秋季県大会では高い身長を生かしてオーバースローで臨んだが、近畿大会からは本来のスリークオーターにフォームを戻し、安定感が増した。特長はテンポの良い投球。加えて、三振を奪える変化球の習得にも余念がない。
目指すのは「夢舞台で最高の恩返し」。大会に向けて、「日本一になれるよう全力で頑張ります」と話す。
新3年生/188センチ、94キロ/右投・左打/門真はすはな中(大阪)出身