県が取り組む大和平野中央田園都市構想な…
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県が取り組む大和平野中央田園都市構想など新しい街づくりに関する有識者らの議論を聞く中で、施設の駐車場整備を批判する意見に注目した。
文化的で健康的な暮らしに必要な公共施設を整備する際は利便性を考えて駐車場も付設するのが良いと思っていたのに、それは違うという。
そこで求められるのは自動車を使わず歩いて移動する街。意識的に運動に取り組まなくても生活の場から車を排除すれば、おのずと歩く機会が増え地域ぐるみで健康増進が図れる。
住民や来訪者が自由にかっ歩し、活動するウエルネスタウン。車から人中心の道路へ再編する大阪市の御堂筋将来ビジョンにも思いが至る。
引き続き自動車は有用な交通手段だし、市街地のバリアフリー化や移動支援策も重要。ただ大型ショッピングモールでウオーキングが人気なら「街ごとホコ天」を目指すのも良い。
少し話が違うが広さが自慢の平城宮跡。きょうとあす、平城京天平祭に電動カートが登場するようだが、ここでも徒歩移動の良さを再確認。改めて休憩所の充実などに力を入れるのもありかもしれない。(松)