政治
仲川氏、進退明言せず 次期奈良市長選へ「熟考中」 市議会では多選の弊害批判も

4期目の任期満了(7月30日)まで残り4カ月余りとなった奈良市の仲川元庸市長は6日、市議会3月定例会の代表質問で、市長に近い会派「自民党・無所属の会」の塚本勝氏から次期市長選への対応を問われ「熟考中」と答弁。進退について明らかにしなかった。市長選については、官僚を軸に候補擁立を目指していた日本維新の会が今年1月、「断念」を表明するなど、具体的な動きはまだみられない。周囲から5選出馬が確実視されている仲川市長だが、議員の多数が「野党的立場」を取りつつある市議会を相手に、まずは新年度予算案の可決を目指す考えとみられる。