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きょう二十四節気「白露」 出荷待つ小ギク - 奈良県平群町

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朝露を浴び、艶(あで)やかな小ギク。つぼみの状態で摘み取り、出荷される=6日、平群町久安寺

 きょう7日は二十四節気の一つ「白露(はくろ)」。明け方、草花に露が宿りはじめるころ、と言われている。さらに9日は、五節句を締めくくる「重陽(ちょうよう)の節句」。「菊の節句」とも呼ばれ、無病息災や長寿を願う。

 

 夏秋期生産の小ギク、日本一の産地として知られる奈良県平群町。「西和花卉(かき)部会」に所属する生産者は需要が高まる秋の彼岸を控え、出荷に追われている。日照条件や土質などキク作りに適した同地は、明治末期から100年以上にわたり栽培を続けている。

 

 祖父の代からキク栽培に携わる米田竜祐さんは鮮度や品質にこだわり、花づくりに励む。同部会では12月下旬まで約250品種4000万本を出荷。京阪神の市場を経て全国に出回る。

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