奈良県吉野町の金峯山寺で解体の終わった二王門の現場見学会 7月27日に
解体修理が行われている奈良県吉野町吉野山の金峯山寺二王門(国宝)の現場見学会が27日に開かれる。予約不要。
二王門は高さ約5メートルの金剛力士像(南北朝時代、重文)を安置する高さ約20メートルの二重門。建物全体を覆う素屋根の中で解体が終わり、現在は基壇部が露出した状態。17日に礎石周辺の発掘調査が始まった。解体した部材はできる限り再利用される。27日は建造物がない状態で国宝二王門のスケールを体感できる機会で、県文化財保存事務所や県立橿原考古学研究所の職員が現場を案内、説明する。
午前9時~午後4時(午後3時受け付け終了)。予約不要だが見学入り口で同寺蔵王堂の拝観券(半券)を提示する。蔵王堂拝観料は大人800円、中高生600円、小学生400円。問い合わせは県文化財保存事務所金峯山寺出張所、電話0746(34)5020。