社会
木彫り作品を見事に削り出し 奈良県明日香村でチェンソーアートの実演と体験会
木材を伐採する電動の道具で木彫り作品をつくるチェンソーアートの実演と体験会が26日、奈良県明日香村の国営飛鳥歴史公園石舞台地区あすか風舞台であった。
吉野チェンソーアート倶楽部(吉野町西谷、上田勝啓会長)が10年以上前から、年1度開催。今年は会員7人が直径30センチほどの丸太から人気キャラクターや動物たちを削り出した。
大きな音が響き、刃先からダイナミックに木っ端が散ると見学者はびっくり。石舞台観光の途中で足を止めた大阪府の母子は「大きな道具なのに、動物の毛先まで繊細な彫刻ができてすごい」と目を丸くした。完成した作品は最後のじゃんけん大会でプレゼント。体験会は小学生らがチェンソーで丸太のいすを作った。