奈良の魅力発信へ NARA CITYコンシェルジュ選出で酒井さんら意欲
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奈良市の「第5代NARA CITYコンシェルジュ」に会社員の吉本美咲さん(23)と酒井美穂さん(25)、奈良女子大2年生の小野田百合さん(19)が決まった。いずれも奈良市在住で任期は1年。「歴史と自然が豊かでゆったりとした奈良の空気感が大好き」と声をそろえ、観光客誘致などの活動に意欲を見せた。
奈良生まれ奈良育ちという吉本さんは「春日若宮おん祭」などの伝統行事に親しむ一方、昨年の奈良マラソンでランナーを応援する先代コンシェルジュの姿を見て「私も奈良のいいところをどんどん発信したい」と応募。「奈良は大阪・京都に近く宿泊客が少ない。増えてきた古民家カフェなど奈良の魅力を同世代に伝えたい」と話す。
スポーツ観戦が趣味で大阪市内の会社に勤める酒井さんは「大好きな故郷奈良に恩返ししたい。奈良は歴史、文化だけでなく住んでいる人が穏やか」と魅力を語り、「私が奈良クラブの試合を応援に行くと必ず勝つ。勝利の女神です」と笑顔を振りまいた。
愛知県出身の小野田さんは奈良市に住んで1年。春日大社までのウオーキングで4キロ減量したといい、「(廃止が決まった)平城京天平祭にぜひ参加したかった」と残念な表情を見せながらも「さらに奈良のことを学びたい」と意気込んだ。
NARA CITYコンシェルジュは国際文化観光都市奈良のイメージアップを目的に市の親善交流や観光宣伝、各種行事に参加する。今回は38人が応募した。