奈良市クリーンセンター 「七条地区案」に根強い反対 歴史的景観の悪化懸念も
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予算案 厳しい行方
奈良市が七条地区で建設を目指す新ごみ処理施設「クリーンセンター」。地元や市議会では反対の声が根強い。5~7日にあった市議会の3月定例会代表・一般質問でも理解が進んだとは言えず、関連費を盛り込んだ新年度当初予算案審議は厳しい局面が予想される。序盤の論戦を終えた7日夕、仲川元庸市長が「初期の舌がん」であることを公表。市議会内にも衝撃が走り、議案審議への影響も懸念されたが、12日から1週間程度の入院となる見通し。今後は予算決算特別委員会の分科会に議論の場が移る。