病苦を除き幸福を祈る絢爛(けんらん)たる復興伽藍 - 薬師寺・大和古社寺巡礼 014
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薬師寺(薬師寺)
※社寺名は、基本的に現在使われている名称によりました。
※( )内は、神社は『延喜式』神名帳による表記、寺院は史料にみえる表記です。
※記事中の写真の無断転載を禁止します。
天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って発願された寺院で、持統天皇の御代に藤原京で本尊の開眼法要が行われ、平城遷都とともに奈良に遷(うつ)った古代寺院。
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民家の間に望む薬師寺の塔は西の京を象徴する風景
エリア/奈良市
ご本尊/薬師三尊(白鳳時代・国宝)
ご霊験/心身安楽・無病息災
宗 派/法相宗
縁 起
天武天皇が、鵜野讃良(うののさらら)皇后(後の持統天皇)の病気平癒を願って、天武9(680)年に薬師寺の建立を発願されました(『日本書紀』)。