山添村産野菜たっぷりの「山添プレート」開発 奈良ホテルがランチメニュー
地域共生×地産地消
奈良市高畑町の奈良ホテル(原田隆太社長)は、山添村産の野菜をふんだんに用いたランチメニュー「山添プレート」を開発した。同村や地元農家の協力を得て企画された地域共生、地産地消を意識した期間限定商品で、20日から提供される。
県内市町村の魅力を発信しようと同ホテルが昨年5月から展開している体験イベント「奈良をつなぐ・チェーンなら」に合わせて考案。
ランチ提供は今回が初めてで、同ホテルの栗山遼平シェフが昨年12月に山添村の農家を訪れて素材を吟味し、工夫を凝らして完成させた。
内容は、山添野菜のクリームグラタン▽山添野菜と豆くら味噌(みそ)のライスバーガー▽片平あかねと山添野菜のピクルス―で構成。大和茶で名高い同村の茶葉を使った和紅茶「茶花紅茶」もセットになっている。
15日に同ホテルで開かれた試食会で、山添村の野村栄作村長は「村では大和茶とともに野菜やコメ作りなどにも力を入れ、農業の振興、村の知名度向上を目指している。山添プレートがその起爆剤になれば」と期待を込めてあいさつ。栗山シェフは「今回の料理を通して山添野菜の素晴らしさ、農家の皆さんの野菜づくりへの喜びが伝われば」と話した。
山添プレートは2月29日までの午前11時〜午後3時に、同ホテルティーラウンジで提供。1日10食限定で、料金は3500円(税、サービス料込み)。予約はできない。問い合わせは同ホテルレストラン、電話0742(24)3044。
また21日午後2〜5時には、山添村の和紅茶の試飲会が同ホテルロビーで開かれる。入場自由。