SDGsに絡めた商品なども紹介

　奈良県内の小規模事業者が魅力あふれる商品、サービスを発表する「ビジネスマッチなら―『NARA』から広げるSDGs　Actions」(県商工会連合会、橿原商工会議所主催)が14日、奈良市三条大路1丁目の県コンベンションセンターで開かれた。食品や衣服・装飾品、日用品などを扱う県内9事業者が、新たな発想や工夫を発表した。

　自社情報の発信と認知度向上、事業拡大機会の創出などを目的に開催。単独開催になって4回目で、今回初めてテーマが設定された。

　各事業者の担当者は食品や素材、原材料のロスを減らしたり、日常生活での課題解決に寄与したりするSDGs(持続可能な開発目標)に絡めた商品、サービスを次々に紹介。心身の健康、生活習慣病の予防・改善などに効果が期待できる品々も関心を集めた。

　このあと、事業、メディア関係者と個別懇談を実施。発表事業者の各ブースでは、担当者が商品、サービスの開発に込めた思いやストーリー、今後の展開を改めてアピールし、「より多くの人に知ってもらい、利用してもらえれば」などと話した。

　参加事業者と主な取り組みは次の通り(順不同)。

　Fairy(橿原市)=訪問型水なし洗車サービス▽knot(奈良市)=シイタケ粉末の機能性食品▽松井ニット(田原本町)=オリジナルブランドのニット製品▽奈良祥楽(斑鳩町)=フードロス問題解決型洋菓子▽吉辰商店(下市町)=自社生産杉箸▽スリーウッド(桜井市)=ゆるみにくいナット▽ルナイエナ(葛城市)=糖質制限ガトーショコラ▽大和藤花堂(曽爾村)=和ネイルチップ▽KuraKura(大淀町)=吉野産材スウェーデントーチ