社会

子どもの命を守って 奈良県交通安全協が横断旗2500本寄贈

関連ワード:

交通安全横断旗を松田県危機管理監に託す、県交通安全協会の福井専務理事(左)=21日、県庁

 小学校などの2学期のスタートを前に奈良県交通安全協会は21日、県を通じて、県交通対策協議会と各市町村の交通対策協議会に交通安全横断旗2500本を贈った。県庁で行われた贈呈式には同協会の福井功専務理事、仲井雅史常務理事らが出席。県の松田浩之危機管理監に目録を手渡し、安全な登下校の確保に活用を求めた。

 

 2019年に大津市で保育園児らの列に車が突っ込み、16人が死傷する交通事故が発生。県交通安全協会は、この事故を契機に同年から毎年、横断旗の寄贈を行っており、今回が5回目。

 

 贈られたのは、ポールの長さ1メートルの横断旗1500本と同0・8メートルの横断旗1000本。黄色地に赤色で協会のシンボルマークを描くとともに「大和の交通マナーを高めよう」「ありがとう」のメッセージが書かれており、集団登校などの際に子どもたちの安全確保に使ってもらう。

 

 福井専務理事は「全国各地で小さな子どもが巻き込まれる事故が減らない。悲惨な事故をなくすよう横断旗を活用してほしい」と話し、松田危機管理監は「安らぎの大和路づくり実現に向け、取り組みを進める」と力強く答えた。

こちらの記事も読まれています

特集記事

人気記事

  • 奈良県の名産・特産品・ご当地グルメのお取り寄せ・通販・贈答は47CLUB
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド