企業版ふるさと納税で奈良中信、明日香村創生事業に寄付
奈良中央信用金庫(奈良県田原本町、高田知彦理事長)は27日、企業版ふるさと納税で「明日香村まち・ひと・しごと創生推進事業」に100万円を寄付した。同村は世界遺産登録推進や住み良いむらづくりプロジェクトなどで活用する。
この日、同村橘の村役場で高田理事長から森川裕一村長に寄付目録が手渡された。高田理事長は「令和8(2026)年の世界遺産登録に向け、ともに進んでいければ」とあいさつ。
森川村長は「乗り越えねばならないハードルも多くあるが、村や周辺地域の未来にとって登録は必要。気運の盛り上げとしても寄付による応援はありがたい」と謝辞を述べた。
企業版ふるさと納税制度は、国の認定する地方公共団体の地方創生プロジェクトに企業が寄付した場合、法人関係税などで寄付額の約9割が軽減される仕組み。
同制度による同金庫の市町村への寄付は、明日香村で6例目となる。