補正案巡り病院移転計画で質疑応答 - 大和高田市会
奈良県大和高田市議会は16日、6月定例会を開会。本年度補正予算案に、市立病院建て替えの有力な候補地となっているJR高田駅東側ロータリー周辺の測量や、駅周辺の人流調査を盛り込んだ「未来まちづくり事業費」が含まれていたことから、病院の駅前移転計画との関連を問う質問が相次いだ。
それに対し、市側は「まちづくりの基本計画に必要なデータ収集のため」と説明して関連を否定した。同案は、22日の予算特別委員会に付託し審議する。
また堀内大造市長が所信を表明。「未来のまちづくり事業」「チャレンジ大和高田事業」―など4年間の事業概要を説明した。
議案は本年度補正予算1件、条例案件4件、財産取得1件を委員会に付託し、専決処分1件を承認。人事案件14件は20日の本会議で即決する。また、今回新たに、市立病院に関する特別委員会、総合体育館に関する特別委員会―を設置し、委員を選任。施設の在り方などを調査研究し、閉会中も継続して協議する。
会期は28日までの13日間。