優美な能楽 楽しんで - 国際ソロプチ奈良―まほろばつどい
国際ソロプチミスト奈良―まほろば(山村若女会長)の「第26回ウエルフェアのつどい」が28日、奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム「能楽ホール」であった。
人間国宝で能楽小鼓大倉流十六世宗家の大倉源次郎さんら8人が出演して解説も交えながら能楽を披露。会員ら約430人が奈良で生まれた能楽を楽しんだ。
新型コロナ禍の影響で4年ぶりの通常開催に。冒頭、山村会長は「大倉さんに出演していただき、能楽を通じて日本の文化をみなさんに紹介できることがうれしい」とあいさつした。
披露された演目は「五番立(ごばんだて)」で、「神」「男」「女」「狂」「鬼」の五つの世界などが順番に演じられた。大倉さんらによる舞や、謡(うた)、笛、小鼓、大鼓、太鼓で構成する「フルオーケストラ」の演奏についての解説のほか、鼓の打ち方などの説明もあった。
大倉さんは「能楽の演目は約250曲もある。そんな能楽が奈良で生まれたことを知ってほしい」と話した。