奈良県知事選 自民党本部の推薦、両陣営なし? 荒井氏が見解示す - 統一地方選2023
荒井正吾奈良県知事(78)の後援会(有山雄基会長)の会合が18日、橿原市久米町のホテル「THE KASHIHARA」で開かれた。荒井知事は会合前、報道陣の取材に応じ、自身と元総務官僚の新人、平木省氏(48)が申請している自民党本部の推薦ついて、「(党本部は)向こう(平木氏側)にも出す動きがないように感じている」との見方を示した。党県連は平木氏の推薦を党本部に上申している。
会合には市町村単位で組織している後援会の事務局長や実務担当者ら約30人が出席、知事選に向けた対策を協議した。荒井知事も出席した。
荒井知事は会合の趣旨について「ポスター貼りや街宣、集会など選挙活動の内容を相談したい」と話した。
この会合に先立つ18日午前、荒井知事は橿原市内で開かれた自民党同市支部(支部長・亀田忠彦市長)の幹事会に「ゲスト」として出席、県の取り組みを紹介した。亀田支部長は「荒井知事をしっかり支援していきたい」とあいさつした。
幹事会には同支部の役員約15人が出席。今春の知事選で党本部が推薦候補を決めていないことから、支部として現職を応援しようと荒井知事をゲストに招いた。