「経済、ビジネスでも協力」 オマーン駐日特命全権大使が知事表敬
オマーンのモハメッド・アルブサイディ駐日特命全権大使が5日、アイシャ・アル・バルミ夫人、奈良オマーン友好協会の砥綿千絵会長、同協会顧問を務める植村佳史県議らとともに県庁を訪れ、荒井正吾知事を表敬。両地域の交流促進に向け、意見を交換した。
モハメッド・アルブサイディ大使は奈良の印象について「県庁を訪れる前に東大寺を参拝し、古い建築物に強い感銘を受けた」と報告。友好50周年を迎えた両国関係や奈良オマーン友好協会を通じた交流の成果を踏まえ、「今後は文化だけでなく経済、ビジネスでも協力を進めたい」と意欲を示した。
荒井知事は、15年後に予定されるリニア新幹線の開通など「県は世界に開かれた地域になる」と紹介。また、大使を県庁5階の知事室に案内し、窓の外に広がる春日大社や東大寺、緑豊かな奈良公園などの眺望をともに楽しんだ。