天理大ホッケー部員ら一日署長
奈良県警天理署(徳島義夫署長)は24日、天理大学と天理防犯協議会協力を得て作成した特殊詐欺被害防止ポスターの制作発表と、同大ホッケー部員の一日署長委嘱式を行った。
天理署、特殊詐欺被害防止ポスターの制作発表も
ポスターには同大ホッケー部員と署員が登場。「チームプレイで特殊詐欺を撃破」「警察や金融機関を装った電話に注意」などと記し、被害防止を呼び掛けている。同署管内の金融機関とコンビニ店などに掲示される。
式典には、防犯協議会会長の並河健天理市長や副会長の森田浩司三宅町長、永尾教昭学長らが出席。
徳島署長は9月末時点での県内の特殊詐欺被害が141件、市内では8件といずれも増加傾向にあることに触れ、「各自が当事者意識を持ち、周囲とコミュニケーションを図り協力体制を築くことで詐欺被害の防止に努めたい」とあいさつ。
並河市長は「天理大学ホッケー部の協力を得て、各所で連携しチーム一丸となって防犯力を高めていかなければいけない」と期待した。
一方、一日署長の委嘱式では、同大学ホッケー部の松島貴也さん(21)と永田紗穂さん(22)のほか、奈良中央信用金庫と南都銀行の女性職員の計4人を委嘱。
永田さんは「ホッケー部として地域の活動に貢献できるのはうれしい。犯罪防止への意識を高めていきたい」と話した。