コロナ対策に51億9719万円 - 奈良市予算案

医療体制整備など柱
奈良市が24日、発表した令和4年度一般会計当初予算案で新型コロナウイルス感染症の対策費34億3471万5000円が計上されたほか、病院事業会計で16億6589万6000円が盛り込まれた。市議会3月定例会に同時提案される3年度一般会計補正でも9658万6000円を計上。新型コロナ対策関連費の総額は51億9719万7000円となるが、財源は国費と県費でその9割近くを占める。
市は新型コロナ対応に四つの柱を立て、うち「医療提供体制の整備と感染拡大の防止」に40億2778万6000円を割り振った。主な内容としては、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保(8億1984万5000円)▷休日夜間応急診療所施設内に感染エリア等の改修を行う費用(2800万円)▷自宅待機者・自宅療養者の健康相談のフォローアップセンター設置・運営(4000万円)―など。