【富雄丸山古墳 特集】富雄丸山古墳の謎に迫る
盗掘された墳頂部の被葬者は?

歴史文化2024.01.26
【動画あり】被葬者は中心埋葬者支えた大豪族か 長髄彦伝承の原像? - 富雄丸山古墳
盾形銅鏡や蛇行(だこう)剣が出土した奈良市の富雄丸山古墳。注目されるのが被葬者像だ。調査・研究は継続中だが、現時点で古墳の主(ぬし)だった被葬者はどのような姿が浮かび上がるのか。そして、類例のない器物が埋納されていた「造り出し」の埋葬施設の被葬者と、主との関係は。。
「造り出し」部に埋葬されたのは誰なのか?

歴史文化2024.03.29
【深掘り】富雄丸山古墳 副葬品に偏り、配置も異様 被葬者像は
未盗掘の埋葬施設の調査が進められてきた奈良市丸山1丁目の富雄丸山古墳。木棺の中から青銅鏡3枚と竪櫛9点が見つかった。ただ古墳時代前期後半(4世紀後半)の古墳としては副葬品が少ない。木棺の外を覆う粘土の中からは類例のない盾形銅鏡や長大な蛇行剣(だこうけん)が見つかり強烈なインパクトを残したが、棺内の遺物の内容は対照的だ。それが何を意味するのか。浮かび上がる被葬者像とは。(竹内稔人)
蛇行剣は、どうやって作られたのか?

歴史文化2024.03.27
【深掘り】富雄丸山古墳の蛇行剣 外装も特異な構造、全容が明らかに
奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半)から出土し、長大な鉄剣として注目を集める蛇行剣(だこうけん)。奈良県立橿原考古学研究所(橿考研)と市教育委員会が共同で実施した応急的な保存処置や分析の結果、全容が明らかになった。柄の部分の把(つか)や剣身を収める鞘(さや)が良好な状態で残り、外装も特異な構造をしていた。(竹内稔人)
最古・最大の蛇行剣が最大の円墳から見つかった意義とは?

歴史文化2023.01.27
【動画あり】奈良・富雄丸山古墳の蛇行剣 専門家が目を疑った長さ2メートル37センチ 古墳時代鉄器の最高傑作
奈良市教育委員会と奈良県立橿原考古学研究所が25日に発掘調査成果を発表した、同市丸山1丁目の日本最大の円墳、富雄丸山古墳(4世紀後半)。類例のない盾形銅鏡とともに、専門家が目を見張ったのは蛇行(だこう)剣だ。全長2メートル37センチ。蛇行剣としては最長で時期も最古。鉄製の剣としても東アジア最長になり、「古墳時代の鉄器の最高傑作」と評価を受ける。
類を見ない盾形銅鏡は何を語るのか?

歴史文化2023.01.26
専門家驚愕の盾形銅鏡、高い技術で繊細文様 - 富雄丸山古墳
「想像を絶するもの」「国宝級」―。中には発見の一報に「偽物ではないのか」との声まで上がったという、専門家を驚愕(きょうがく)させた盾形銅鏡。文様の発想力やデザイン力、そして、それを可能にした鋳造技術に発掘調査を実施した奈良市教育委員会と県立橿原考古学研究所(橿考研)も「古墳時代の青銅器の最高傑作」と評価した。
盾形銅鏡と巨大蛇行剣は何のために副葬されたのか?

歴史文化2023.01.26
【動画あり】銅鏡と蛇行剣「辟邪」を期待か 埋葬施設を守る狙い - 富雄丸山古墳
奈良市の富雄丸山古墳(4世紀後半)から出土した、類例のない盾形銅鏡と日本最大の蛇行(だこう)剣。それぞれ単体で見つかっても大ニュースになるような二つの考古遺物が、一つの埋葬施設に副葬されていた。互いに想像を絶する器物をなぜ一緒に―。専門家が口をそろえるのは邪悪なものから守る「辟邪(へきじゃ)」の思想だ。