柿の葉寿司×カプコンが異色のコラボ。ストリートファイターを描いた柿の葉寿司がアツい! - 「ゐざさ」中谷本舗
柿の葉寿司の「ゐざさ」中谷本舗(上北山村、中谷昌紀代表)が、カプコンの人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクターと奈良のイラストがデザインされた限定パッケージの柿の葉寿司を販売し話題を呼んでいる。
ストリートファイター×柿の葉寿司・リュウ。両脇には鹿の姿が(中谷本舗提供)
人気過ぎて一時は販売休止に 容器を増産し再ブレイク
「ストリートファイター×柿の葉寿司」パッケージのため特別に描き下ろされたイラストは4種類。昨年10月の販売開始から予想をはるかに上回る人気で品切れが続いていたが、容器を増産し現在はようやく安定して出荷できるようになった。
ふた部分に人気キャラクター、▽エドモンド本田▽春麗▽ケン▽リュウ ー の4人が柿の葉寿司を頬張る様子が、和の雰囲気たっぷりに描かれている。春夏秋冬の背景の中、ゲームの闘いの場とは違いリラックスした表情のファイターたち。そばには鹿が寄り添い奈良らしさも十分。
容器はプラスチック製で、柿の葉寿司を食べた後にも弁当箱として再利用できる。どのキャラクターの商品にも「さば、さけ、たい」が2個ずつと「あじ」が1個の、4種7個入り。また各イラストを基に制作した限定ポストカードも1枚付属する。デザインはカプコンが監修したお墨付き。
各パッケージに付属するポストカード(同)
「『推し』を通じて柿の葉寿司を始めて食べた」の声も
コラボ商品はストリートファイターの関係者と同社代表が知り合った際に、奈良を盛り上げるユニークな取り組みができないかと話したことがきっかけで誕生した。
同社常務取締役の中谷圭佑(39)さんは「ゲームファン、カプコンファン、ストリートファイターファンはもちろん、『ストⅡ』世代の方からも好評。リュウとケンの人気が際立つが4種コレクションされる方も多く、反響に驚いている。食べておいしい、見て楽しい商品。コラボ商品を通じて全国の方に、郷土色豊かな奈良の味を知ってほしい。『推しキャラ』がいる方はぜひ」と話している。
ストリートファイター×柿の葉寿司・ケン。雪だるまの頭にはケンの鉢巻きが!(同)
同商品は各1680円(税込)。同社の通販サイトで購入できるほか、上北山村の本店を除く県内6店舗は常時取り扱う。大和八木駅売店と関東の2店舗は事前予約で受け取り可能。販売終了時期は未定。
通販サイト、https://shop.izasa.co.jp/。問い合わせは同社、フリーダイヤル(0120)234888。
冬ならではの食べ方も
ゐざさの柿の葉寿司(同)
ゐざさの始まりは米屋。そのため寿司シャリには特段のこだわりをもつ。厳選した国産米を毎年ブレンドし、創業以来の合わせ酢と出汁で炊き上げている。
葉を広げてそのまま食すのが伝統的な食べ方だが、「冬場は少し焼いて食べる方法もおすすめ」と中谷さん。オーブントースターで柿の葉の表面に焦げ目がつくぐらいまで焼き、柿の葉をはがして食べる。シャリもネタもふっくらして、普段とは異なる味わいになるという。
「ゐざさ」中谷本舗とは
上北山村の「ゐざさ」本店(同)
大正10年(1921年)に奈良・上北山村で米屋として創業。「奥吉野の食文化を古都奈良から全国に」を理念に、「柿の葉寿司」や「ゐざさ寿司」といった郷土の味を受け継ぎつつ、冷凍寿司の開発や他業種とのコラボレーションなど新たな挑戦も積極的に手掛ける。「温故知新」の精神を忘れずに、日本が誇る米飯文化の担い手として、お客様の大切なひと時を提供できる商品をつくり続ける。
現在、県内8店舗(ゐざさ本店、平城山店、田原本店、三条店、東大寺本店夢風ひろば店、近鉄奈良駅売店、橿原神宮前駅売店)と、東京都(ゐざさ茶屋グランスタ東京店)・埼玉県(ゐざさ茶屋エキュート大宮店)の2店舗で柿の葉寿司を主とした名産寿司を販売。 また、奈良県田原本町、東京都国立市に工場を構え日々、炊飯から名産寿司・お弁当などの製造を行う。
店舗情報
<店舗名>
柿の葉寿司のゐざさ -中谷本舗- 平城山(ならやま)店 ※コラボ商品の取り扱い有
<住所>
奈良市押熊町2141-1
<営業時間>
10:00-18:00
<定休日>
月曜定休(繁忙期は休業日無しの月あり)
<駐車場有無>
あり
<電話>
<公式instagram>